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2011年6月27日 (月曜日)

監査法人を辞める

僕は公認会計士である。20年以上勤めた監査法人を今月末で退職する予定だが、特に何をやると決めていない。「いよいよ独立ですか」と聞かれるが、いわゆる税務業務やコンサルティングは考えていない。

監査法人で学んだことがある。それは世の中のルールには「支配者」がいるらしいということである。税務であれば国税局、コンサルティングではそのメソドロジー(方法論)を考えた人、或いはそのメソドロジーの権威と目されている人。せっかく監査法人をやめてフリーになったのだから、そういう支配者のいる世界には戻りたくない。

では、ルールがまったくないところで何かできるか。それはできない。会計士にとってルール、或いは理論でもよいが、それが専門性の重要な根源の一つなのである。

そうするとルールはあるが、その密度の薄いものはあるだろうか。ある。IFRS(国際財務報告基準)である。「原則主義」などといって、ルールが少ないことを売りにしている。しかし、IFRSといえば先日金融庁のトップである自見内閣府特命担当大臣が導入延期の考えを公表したばかりではないか。導入が大変だと。日本のために導入を決めたのではないのか。何が起こっているのだろうか。IFRSとその周囲についてちょっと勉強してみる気になった。暇はたくさんある。

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コメント

初めまして。

たまたまGoogle検索にて、貴ブログがひっかかり
タイトルに惹かれて訪問しました。

歴々の先生と存じます。
お疲れ様でした。
たまに拝見させて頂きます。

一方的で恐縮ですが、失礼します。。

コメントをありがとうございます。hy619さんが初めてのコメント投稿者です。とても励みになりますのでご注文でもなんでもお寄せください。

私もたまたまブログにたどり着いたものです。

保険業界で経理として働いており、
今は論文合格発表待ちの会計士受験生です。

監査法人に20年も勤められた方の記事が読める貴重なブログ
だと思い拝見させて頂いております。

更新楽しみにしております。


コメント、応援、最近更新ペースが遅いので叱咤かもしれませんが、いずれにしてもありがとうございます。とても励みになります。
保険についてはIASBが難しい会計基準を開発中で大変かと思います。僕自身は保険業界に関与した経験はありませんが、保険理論を背景にした新しい基準にも関心を持っています。なにか参考にしていただけるものが書ければと思っていますので、引続きよろしくお願いします。
試験は良い結果が得られることをお祈りしています。

google検索でたどりつきました。
私は会計学者を目指してがんばっていました。
実力不足もありますが、いわゆる学閥(試験員の経歴などをみるとなんとなくわかるとおもいます)の存在をいやおうなしに認識しました。
政策論に陥りやすいなかどこまで理論の純度をたかる、保つことができるか、、実務から理論への昇華、期待しております。

bearさん、コメントありがとうございます。
「実務から理論への昇華」とは、大変な課題をいただきました。(^_^;)
そんなことができればとても素晴らしいと思いますので、私なりに頑張りたいと思います。
会計学者を目指されている、ただ過去形になっているところが気になりますが、ということですね。これからもがんばってくださいね。

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