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2011年8月29日 (月曜日)

8月25日の企業会計審議会の議論の行方

8月25日に第2回の企業会計審議会が開催された。その記事を読んで気になったのでIFRS本体に入る前にまた寄り道をしたい。

長い夏休みを取りすぎたきらいがある。夏休みが明けたらIFRSの概念フレームワークを取上げるつもりだったのに、Twitterで送られてくる情報を見るとどうやらその前に、本当にIFRSを勉強する価値があるかどうか検討が必要になってきたようだ。日本がIFRSと別の道を行くなら、これ以上のIFRSの勉強は無駄な努力になるかもしれない。

今の時点で僕が必要と感じている論点は以下のとおりだが、気になっているのは最後の正しいIFRSの理解の上に議論が行われているかだ。以前も書いたがメーカーにとってIFRSが不利になる理由を僕は理解できていない。

●議論にはおのずと期限がある

●IFRS開発に日本は参加するのか、しないのか

●会社法、税法との関係

●IFRS適用の範囲(中小企業、上場企業、日本基準)

●IFRSは正しく理解されているか(メーカーにとって、僕自身はどうか)

特にメーカーへの影響については記事を読んでも具体的な理由が分からないのだが、どこかにまとまった資料はないだろうか。もしご存知の方がいらしたらぜひ教えを乞いたい。

ちなみに僕は会計士になる前に食品会社で原価計算や予算管理の実務を2年ほど経験した。新卒の新入社員からの2年間なので胸を張れるキャリアではないが、二十数年前のことを思い出しつつこのテーマに取り組んでいきたい。

企業会計審議会で議論をするうえでも、もちろん議論の対象たるIFRSを正しく理解していることは基本的な前提だ。そういう意味で最後の点が最重要だ。僕がしばしば強調してきた原則主義、同じルールでもより大きな目的を意識するか否かで運用が変わる、細則主義に陥らないためのIFRS議論・人材育成、といったことも、そもそもIFRSを正しく理解できることが大前提となる。人材育成にはASBJ、IFRSによる財務諸表作成者、監査人、そして経営者を含む読者と多くの人々が関係する。

みなさんの協力を得てこの先を進めていきたい。

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