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2011年9月30日 (金曜日)

リスク管理体制~創業経営者の頭の中

創業経営者や創業者ではないが僕が凄いと感じた何人かの経営者の頭の中のリスク管理を勝手に想像してみた。監査人は経営者とのディスカッションを監査の一環として実施するため、最低年1回は経営者と会う。僕は少なくとも年数回、多い場合は十回以上面談していたが、体系的に経営状況の話を聞くこともあれば、取り留めのない話を聞くこともある。また、特定のテーマでやりとりすることもある。そんな時に感じた敏腕経営者の頭の整理の仕方を想像してみる。

 

 顧客や会社の将来像、変化を予想する

 そこに至るプロセスを時間軸で整理する

 可能性と影響の大きさで整理する

 現時点での対応策を立案する

 経営理念、中長期経営計画、年度予算に具体化する(これは会社による)

 

まあ普通だね、と思われるかもしれないが、普通を実践するのは難しい。本人達が上記の整理を意識していたのかどうかは分からないが、聞き手である僕は、経営者がこういう整理をしていると想定するとスッキリ話が理解できた。

 

そして個々の検討事項は、次のような箱を作って入れてあったように感じる。かつ、環境条件の変化によって出したり入れたり入れ替えをしている。

A. メイン・シナリオ
⑤へ進む(中計や年度予算等に組入れられる)、或いは直ちに実行に移される。

B. 代替シナリオ
メインにした事象が起こらない時、メインにした事象の前提条件が変わった場合の対応策。部分的に⑤へ組入れられる。

C. オプション
まだ先の話で時間的に余裕があったり、影響は大きいが発生可能性が低いようなものが入れられていたようだ。⑤には進まないがある程度具体性のある対応策の立案を該当部署に指示したり、これが有利となる条件、現実的となる条件を検討させる。

D. (とりあえず)棄却

 

事例を紹介しようと思う。もちろん社名は明かせないが、僕が担当した会社で、事業環境の激変を予想し、主力事業を切り替えた会社があった。かなり長くなるので明日続きを記載する。

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