529【番外編】13日の金曜日のこと
2015/11/25
このブログは、時々、1週間以上も更新が止まることがある。今回も、前回の記事が11/10なので、2週間も更新が止まっていた。楽しみにしていただいている方々には大変申し訳ない。用事が詰まって書けないこともあるが、単なるスランプのこともある。さて、今回は・・・
今月13日(金曜日)、パリで同時多発テロ事件が発生した。悲惨な事件だ。これについて「ISがキリスト教の不吉な日を狙ってテロを引き起こした」と考える向きがあるようだ。しかし、Wikipedia によると、13日の金曜日が不吉とされるのは、英語圏の多くと、ドイツ、フランスなど、キリスト教国の中でも一部地域に限られるようだ。例えば、イタリアでは17日の金曜日が不吉とされるらしい。よく耳にする「キリストが磔刑に処された日が金曜日」といった話には、根拠がないらしい。
そもそも、イエス・キリストはイスラム教でも重要な預言者の一人であり、本当にキリストの受難の日なら、ムスリムに取っても厄日だろう。この日を狙ってテロを起こすのは天に唾するようなものだ。逆に、キリストの厄日でないなら、即ち、単なる迷信で英語圏やドイツ、フランスで信じられているにすぎないなら、テロの効果を高めようと狙った可能性がある。
実際には迷信にすぎないことでも、それが繰り返されると、本当の厄日になっていく。今回のテロ事件で、英語圏やドイツ、フランスなどでは、宗教とは関係なく、ますます13日の金曜日が不吉に感じられていくだろう。
僕が「13日の金曜日は不吉」というイメージを持ったのは、映画「13日の金曜日」のせいだ。第1作は1980年に公開されている。恐らく、僕は大学時代に見たのだと思う。エクソシストを喜んで見ていたホラー好きの僕でも、これは心臓に悪い映画だった。和やかな場面に突然ジェイソンが出てきて殺戮を繰り返していく。この印象が「13日の金曜日」へ結びついている。
元々は、僕の縁起の悪い数字は“31”だった。小学校3年か4年の時、1年間で2度左腕のほぼ同じ箇所を骨折した。それが両方31日に起こったので、それからしばらくの間、31日になるたびに、母から「今日は気をつけなさい」と言われ続けた。“13”と“31”は、数字をひっくり返しただけでよく似ている。
というわけで、今でもなんとなく13日の金曜日は、気味が悪い。
ところで、いつもこのブログを書いているファミレスが、全面禁煙となった。これには衝撃を受けた。レストランで禁煙が広がっているのは知っているが、なぜか、僕はこのファミレスに関して全く警戒していなかった。だから、いつものように「灰皿をいただけますか」とウェイトレスにお願いすると、「実は、全面禁煙になったんです」と言われて、まさに、驚愕した。
この日は、「529【CF4-09】財務情報の質的特性ー慎重性の復活」というタイトルの記事を途中まで書いて帰宅した。
これが、13日の金曜日に起こったことである。未だに、この記事は完成していない。
ちなみに、驚愕の事実を知った後に店外の喫煙所へタバコを吸いに出ると、そのウェイトレスが花壇を整えていた。以前にはなかったものだ。傍に「今日から全面禁煙です」と書いたのぼり旗があったので、「本当だね、全面禁煙って書いてある」と話しかけると、申し訳なさそうに「禁煙と聞いてそのまま帰ってしまわれるお客様もいるんです」と言って、また下を向いて作業を始めた。
僕は、花壇に「喫煙者も歓迎しています」というメッセージが込められている気がして、その後も通っている。(が、記事は完成していない。)
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