(A03)適正表示の枠組み
2012/06/27
適正表示の枠組みは、準拠性表示の枠組みと対立する言葉です。簡単に言えば、会計基準に書いてある個々の規程通りにやっていればよいと考えるのが準拠性表示、会計基準の中でも最も基本になる概念や目的に遡って最終的に適正さを考えるのが適正表示です。監査意見を出す際の考え方に由来する概念ですが、同時に監査意見の対象となる財務報告を作成する段階で、企業にも対応が求められる概念です。
国によっては、準拠性表示の開示制度(監査制度)を持つところもあるようですが、日本は、監査報告書の文言に「適正に表示しているものと認める」とあるので、適正表示の制度を採用していることになると思います。(また厳密には、適正表示の中にも複数の考え方があるようです。)
004 2011/06/30 最後の監査報告書~後発事象について東京電力でケーススタディー
005 2011/07/01 原発事故に関する修正後発事象~東電と監査人の判断
006 2011/07/03 7/2放送のHNKスペシャル「果てなき苦闘・・・」の石井医師
009 2011/07/07 IFRS学習の視点
015 2011/07/22 なでしこJAPANの勝因
017 2011/07/27 NHKスペシャル「なでしこジャパン 世界一への道」 に関連して
Top Pageへ戻る http://puta2nd.cocolog-nifty.com/ifrs/top-page.html
最近のコメント